慢性上咽頭炎・Bスポット療法(EAT)|のどの違和感・後鼻漏・咳が続く方へ|奈良市右京・高の原

奈良市右京・高の原の右京みみはなのどクリニックでは、慢性上咽頭炎の診断と治療(Bスポット療法 / EAT: Epipharyngeal Abrasive Therapy 上咽頭擦過療法)を行っています。
すべての症状に有効とは限りませんが、適切な症例では改善が期待できます。

のどの違和感、後鼻漏、長引く咳、痰、声の不調などでお困りの方へ。内視鏡で状態を見える化し、原因や治療方針をわかりやすくご説明します。

 その「のどの違和感」、慢性上咽頭炎かもしれません

◾️ こんな症状はありませんか?

  • のどの違和感・詰まる感じ
  • 後鼻漏(鼻水がのどに落ちる)
  • 痰が絡む・咳が長引く
  • 声のかすれ
  • 慢性的なのどの痛み
  • 鼻とのどの境目のヒリヒリ感
  • 頭痛・首こり
  • 慢性疲労感
  • 自律神経症状(めまい・不眠など)
  • コロナ後から続く不調

『のどの不調』として見過ごされている症状の背景には、上咽頭粘膜の慢性的な炎症状態(慢性上咽頭炎)が関与していることが少なくありません。

◾️ なぜ見逃されやすいか?

上咽頭は鼻の奥にあるため、通常の診察では見えにくく、一般的なのど診察だけでは異常が分からないことがあります。
「異常なし」と言われても、実際には上咽頭に慢性的な炎症が存在するケースがあります。

 上咽頭とは? 

上咽頭は、鼻とのどの境目にある部分です。
この上咽頭は、単なる空気の通り道ではなく、体にとって非常に重要な“交差点”です。
空気の通り道:鼻から吸った空気が肺へ向かう際に必ず通過します
耳とつながる場所:耳管を通じて中耳とつながり、耳の圧を調整します
免疫の最前線アデノイド(咽頭扁桃)があり、細菌やウイルスの侵入を防ぎます

◾️ 見逃されがちな「神経とリンパの要所」
さらに重要なのは、上咽頭のすぐ背後には
リンパの流れ(リンパ管
自律神経に関わる神経(迷走神経
のどや耳の感覚に関わる神経(舌咽神経
といった、全身に影響を及ぼす構造が密集している点です。

 なぜ慢性上咽頭炎になるのか?

慢性上咽頭炎とは、鼻の奥にある上咽頭に炎症が長く続いている状態を指します。
上咽頭は、アデノイド(咽頭扁桃)を含む免疫組織の一部であり、外から入ってくるウイルスや細菌に対して、常に最前線で反応しています。
そのため、もともと炎症が起こりやすい場所であり、風邪やアレルギーなどをきっかけに炎症が強くなると、完全に治りきらずに慢性的な炎症として残ることがあります。

◾️ なぜ慢性化するのか?
上咽頭の炎症は、次のような要因が重なることで長引きやすくなります。

・風邪や感染(インフルエンザ、コロナウイルスなど)後の炎症
・アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎による後鼻漏
・口呼吸や睡眠中の乾燥による刺激
胃酸逆流(LPRD)
・ストレスや疲労
・傷ついた粘膜を修復する力や、正常な免疫機能を維持する体の状態

など、さまざまな要因が関係していることがあります。
特に、鼻づまりや口呼吸が続いている方では、改善と再燃を繰り返しやすい傾向があります。

◾️ 上咽頭炎に対するセルフケア

アレルギー対策
鼻うがい
・口呼吸から鼻呼吸へ(口テープあいうべ体操
首こり予防
食事、栄養状態の改善
※食事や生活習慣、栄養状態にも目を向け、粘膜が回復しやすい体づくりも大切にしています。
詳しくは、「耳鼻咽喉科と栄養」のページをご覧ください。

これらの習慣が慢性上咽頭炎の予防に有効ですが、炎症が強くなったあとでは、EAT(Bスポット療法)が症状改善につながります。

 慢性上咽頭炎の検査

◾️ 当院の診療の特徴

  • 内視鏡を用いて上咽頭を確認
  • モニターで炎症・腫れ・粘液・出血を一緒に確認
  • 症状だけでなく生活背景も確認
  • 鼻炎・後鼻漏・口呼吸なども総合的に評価

必要に応じて、
アレルギー検査
副鼻腔炎評価
睡眠時無呼吸症候群の評価
なども行うことがあります。

 EAT(上咽頭擦過療法)/(Bスポット療法)について

消炎作用収斂作用(タンパク質を変性させて組織や血管を収縮させる作用)を持つ塩化亜鉛溶液を染みこませた綿棒(鼻から:鼻綿棒、のど:喉頭捲綿子)を上咽頭の後壁に強めに擦りつけて、炎症の改善を図る治療です。塗布時に痛みや出血を伴うことがありますが、慢性的な炎症の改善に有効とされています。多くの場合、週に1回のペースで治療継続することが推奨されています。

◾️ EATの効果発現機序
① 塩化亜鉛の組織収斂作用、抗炎症作用による上咽頭の炎症の鎮静化。
② 上咽頭に投射する迷走神経を刺激することによる自律神経系への作用と迷走神経・炎症反射を介した抗炎症作用。
③ 上咽頭擦過に伴う瀉血による上咽頭うっ血状態の改善を介した脳脊髄液・リンパ路・静脈循環の改善。

 FAQ

Q. EAT治療は痛いですか?
A. 炎症が強い方ほど、治療時の痛みや出血が出やすい傾向があります。

Q. EAT治療は何歳から可能ですか?
A. 年齢制限はありませんが、炎症があると痛みますので、小学校高学年から当院では実施しています。

Q. EATはいつまで続けますか?
A. 頭痛、後鼻漏、浮動性眩暈、咳など上咽頭炎そのものが関連する症状の場合は症状が消失すれば、EAT治療の際にまだ多少の出血がある状態であっても一旦中止して問題ないと思います。
起立性調節障害などの自律神経障害に対して行う場合はEAT治療による改善効果が実感できていれば、出血がない状態になっても、迷走神経刺激作用は期待できますので、症状が完全に消失するまでEAT治療を継続した方が良いと思います。

\奈良市右京・高の原エリアで、慢性上咽頭炎やEAT(Bスポット療法)のご相談希望の方へ/

「異常なしと言われたが治らない」

「後鼻漏やのどの違和感が続く」

「長引く咳や痰で困っている」

その背景に慢性上咽頭炎が隠れていることがあります。

内視鏡で状態を確認しながら、原因と治療方針をわかりやすくご説明します。まずは、お気軽にご相談ください。

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